減量に関する諸注意

急激な減量は行ってはならない。

急激な減量を行い極度の糖質が不足している状態が長期間続いた場合、エネルギー源としてブドウ糖しか利用できない組織へのエネルギー供給を確保するために、筋肉を分解してアミノ酸を作り出し(異化)、そのアミノ酸からブドウ糖を作り出す(糖新生)生命維持のための防衛反応が起きるため筋肉量の減少に伴う基礎代謝量の低下がおこり、再び体重が増加した場合に減量しにくい体質となる。

また、極端にエネルギーの摂取量を制限したり特定の食品のみ摂取する偏った減量は、一時的には体重の減量が期待できるがストレスの蓄積や必須栄養素の不足などにより健康を損なう恐れがある。

無理のない計画を立て、摂取エネルギー摂取量の管理・制御にて遂行することが減量を成功させる秘訣である。

■ 減量期間中に少量の食事で満腹感を得る方法