基礎代謝量増加方法

運動不足の肥満者では、筋肉量が少なく基礎代謝量が低下している為、減量がうまく進まない。

基礎代謝量の内訳より、骨格筋が増えれば基礎代謝量が増えることがわかる。

骨格筋が増えれば基礎代謝量が増える為、肥満の改善には一般的に筋力トレーニングが勧められている。

また、有酸素運動を続けることも基礎代謝量を高める効果がある。

一方で急激な減量を行うと脂肪量が減るとともに筋肉量も減る為、基礎代謝量が低下し再び体重が増加した場合に減量しにくくなる為、無理な減量は控えるべきである。



筋肉量が減る理由は、極度の糖質が不足している状態が長期間続いた場合、エネルギー源としてブドウ糖しか利用できない組織へのエネルギー供給を確保するために、筋肉を分解してアミノ酸を作り出し(異化)、そのアミノ酸からブドウ糖を作り出す(糖新生)生命維持のための防衛反応が起きるためである。