筋組織は骨格筋、平滑筋、心筋の3種に分けられるが、全身の筋肉の中で量において大部分を占めるものが骨格筋であって、骨格と関連するものが多いのでこの名がある。
太さ10~100μ、長さはおよそ1~5cm、その細長い筋線維の集まりで、横紋を有し、その運動は随意性である。
横紋筋線維の内容は多量の筋原線維とその間を満たす筋形質からなり、表面を弾性にとむ透明な薄い膜が包む。
核は細長くて表面の膜の真下にあり、1本の線維にはなはだ多数の核がある。
横紋 cross striation , Querstreifung は筋原線維自身の性質であって、複屈折質の部を単屈折質の部が1本の原線維の中で交互に連なっていて、光学的に異なるこの両部が1本の線維の中で多数の原線維においてほぼ同じ高さにあるために、筋線維が明暗の2帯をくり返すのである。
明帯すなわち単屈折の部分の中央に間膜というごく細い暗い条があり、暗帯すなわち複屈折の部分の中央にも中膜という細い条が見られる。
ミオジン、ミオゲンのような筋肉に特有なタンパク質は、複屈折の部分に含まれるという。
またミオグロビンという色素タンパク体は筋形質の中に含まれる。
筋肉の赤い色は一部はミオグロビンを有することにより、一部は筋線維の間の結合組織中にある豊富な毛細血管網のためである。
太さ10~100μ、長さはおよそ1~5cm、その細長い筋線維の集まりで、横紋を有し、その運動は随意性である。
横紋筋線維の内容は多量の筋原線維とその間を満たす筋形質からなり、表面を弾性にとむ透明な薄い膜が包む。
核は細長くて表面の膜の真下にあり、1本の線維にはなはだ多数の核がある。
横紋 cross striation , Querstreifung は筋原線維自身の性質であって、複屈折質の部を単屈折質の部が1本の原線維の中で交互に連なっていて、光学的に異なるこの両部が1本の線維の中で多数の原線維においてほぼ同じ高さにあるために、筋線維が明暗の2帯をくり返すのである。
明帯すなわち単屈折の部分の中央に間膜というごく細い暗い条があり、暗帯すなわち複屈折の部分の中央にも中膜という細い条が見られる。
ミオジン、ミオゲンのような筋肉に特有なタンパク質は、複屈折の部分に含まれるという。
またミオグロビンという色素タンパク体は筋形質の中に含まれる。
筋肉の赤い色は一部はミオグロビンを有することにより、一部は筋線維の間の結合組織中にある豊富な毛細血管網のためである。