飽満中枢(満腹中枢)

視床下部(hypothalamus)の腹内側核部分を示す口語。

Hetherington and Ranson(1940)はラットで視床下部腹内側核の破壊により多食となり肥満がおこることを観察した。

視床下部腹内側核部分を破壊すると過食を来し、刺激すると節食を来す。

このように視床下部腹内側核部分は摂食行動を促進するので飽満中枢(満腹中枢)と呼ばれている。